花語らず

203014

「花語らず」

花は黙って咲き

黙って散って行く

そうしてふたたび枝に帰らない

けれども

その一時一処に

この世のすべてを托している

一輪の花の声であり

一輪の花の真である

永遠にほろびぬ生命のよろこびが

悔なくそこに輝いている

京都・南禅寺の管長でいらした、柴山全慶老師の詩です。

花のように生きていきたい。

何度でも噛みしめたい、好きな詩です。